2012年11月20日(火)

情報は、集めて区別ではなく、区別して集める

「時間×思考×直感」67のパワフルな技術【16】集めて区別ではなく、区別して集める

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
横田 尚哉 よこた・ひさや
株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所代表取締役社長

横田 尚哉

顧客サービスを最大化させる経営コンサルタント。世界最大企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)の手法を取り入れ10年間で総額1兆円の事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。「30年後の子供たちのために、輝く未来を遺したい」という信念のもと、そのノウハウを潔く公開するスタイルは各種メディアの注目の的。「形にとらわれるな、本質をとらえろ」という一貫したメッセージから生み出されるダイナミックな問題解決の手法は、企業経営にも功を奏することから「チームデザイン」の手法としても注目が高まっている。著書に『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》』(ディスカヴァー刊)がある。

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横田尚哉
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ITの発達は私たちの仕事のスタイルを大きく変えました。情報の整理もその1つです。スペースに物理的制限がなくなり、「気になる情報は、とにかくオンラインのストレージサービスに放り込め」と、情報を幅広く集める人が増えてきました。

ただ、アンテナに引っかかったモノをすべてストックするやり方は効率的ではありません。情報収集の手を広げれば、その中に必ずガーベージ(不要なデータ)が紛れ込みます。そのため溜めこんだ情報の中から欲しいモノをピックアップするときに、ふたたび「この情報は使えるかどうか」を精査する必要があります。

これでは、欲しい情報を選抜するのに一次試験と二次試験を受けさせるようなもので、極めて非効率。最初の段階でガーベージを取り除いて質の高いモノだけに絞り込めば、そのあとの管理は楽になります。

私の信頼するアメリカの友人は、情報整理に関して「トリプルAの情報だけをマネジメントすればいい」と話していました。最初の段階でトリプルAだけを集めるのか、それとも格付けが下のモノも含めて情報をかき集め、あとからトリプルAを選び直すのか。

最終的に選び出す情報は同じでも、管理の負担が少なく、いざというとき欲しい情報をすぐ活用できるのは前者です。

では、トリプルAの情報をどうやって選び出すのか。

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