派遣された日本人が、たまたま現地に溶け込んでうまくいくと、今度は本社のほうがその人間を「バタくさい」「日本人離れしている」「おまえはそれでもウチの代表か」などと言って疎外し始める(かつて私もマッキンゼーに勤務しながら日本国内で発言すると、そう言われた)。帰国したら子会社や関連会社などに追いやって冷遇し、最後は惨めな境遇になっているケースが非常に多い。また優秀な現地の人たちも、そうした人物の支援がなくなれば、やがては去っていく。つまり、日本企業は本社からして全く国際化していないのである。