中国人をうまく使うことは、とりわけ難しい。たとえば、中国人は少しでも条件のよい会社を見つけると、何のためらいもなく転職する。転職は、以前はシンガポールの“国民的スポーツ”といわれていたが、今や中国もそうなっている。しかも、転職するのは気の利く人間だから、残るのは気の利かない人間ばかりになってしまう。有能な人材を定着させるためには、相当なインセンティブをつけねばならない。中国の場合、現地の人材を採用して育成し、戦力化していくのは至難の業なのだ。