台湾企業でさえ、中国の国内市場にくまなく入り込んでいるのは、『康師傅』ブランドでインスタントラーメンのトップシェアを持つ台湾生まれの食品会社「頂新」と、そのライバルで台湾トップの食品会社「統一」ぐらいだろう。(中略)中国の場合は代金の回収が難しい。先に商品を渡し、後で売掛金を回収するというのは絶対に無理だ。誰も払ってくれない。だから、頂新や統一は基本的にCOD(キャッシュ・オン・デリバリー/代金引き換え渡し)で商売をしている。

だが、CODだと今度は営業マンが小売店から受け取った代金をポケットに入れてネコババしてしまう。キャッシュ・オン・デリバリーならぬ“ポケット・イン・デリバリー”である。巨大な小売営業網ともなると、それを完全に防ぐのは不可能に近いだろう。