侵略の問題で私が不思議に思うのは、スペインとポルトガルである。この両国は、かつて植民地支配した中南米諸国との関係が良好なのだ。同じように侵略した歴史がありながら、日本のように相手国との関係が乱れてはいないのである。スペインがペルーやチリ、アルゼンチンなどで何をしてきたかを考えれば、なぜそれらの国々が現在もスペイン人を受け入れているのか、不思議でしょうがない。ポルトガルとブラジルの関係も同じである。アパルトヘイトに苦しんできた南アフリカ共和国とイギリスやオランダの関係も今では正常化されている。