金持ちの旺盛な消費は経済全体を牽引する力を持つ。現在、アメリカは苦悩しているが、金持ちはほとんど影響を受けていない。だから金融危機が起きた後も高級品が売れているし、日本ほど急激な消費の落ち込みも起きなかった。一方、格差がない日本では、ちょっと景気が悪くなると、フリーターから大企業の社長までみんなビクビクして消費を手控え、一気に景気が冷え込んでしまう。社長とフリーターの消費者心理・波長はほとんど同じ、と言ってもよい。今の冷え切った心理状態では、高級品を扱う店やメーカーは、どんなに優秀な商品を作っても倒産の危機と背中合わせである。