ロシアは民生部門の産業が、すべての分野ですさまじく遅れている。重工業も軽工業も、企業の技術力や生産設備は日本の50年以上前の水準だ。かたや日本企業の場合、競争に敗れた下位メーカーや事業部であっても、技術力、商品開発力、部品調達能力、人材力などは上位メーカーと遜色(そんしよく)がなく、世界的に見ても非常にレベルが高い。そういう意味では「敗者必ずしも劣者ならず」である。そして、そんな会社はロシアのどこにも存在しない。

日本企業の力をもってすれば、簡単に立て直せるロシア企業は山のようにある。日本のミスコンではランク外でも、ロシアから見たら「とびきりの美人」なのだ。