ヨーロッパでは「リーダーシップの養成」は教育の基本に据えられている。たとえば、デンマークやフィンランドのような小国では、世界に出て行って自国民以外の人々を使いこなせるグローバル・リーダーを育成しなければ国が立ち行かないという危機感を持ち、初等教育の段階からリーダーシップの養成に力を入れている。

アメリカでは就職試験で、高校時代や大学時代の「リーダーシップ経験」を3つ以上示さなければならないケースがよくある。転職に慣れている人間だと上手な作り話を用意しているので、会社側は当時の学校関係者や前の会社の上司などに電話をかけて“裏”を取るほどだ。リーダーシップは学校の成績や資格の類より、はるかに重視される資質なのである。