トウモロコシよりもバイオ燃料の原料に適しているものはたくさんあるが、まだ本格的に研究されていないだけである。たとえば「スイッチグラス」というイネ科の多年草は、セルロースの量が非常に多いためトウモロコシよりずっと有望なうえ、乾燥に強く、肥料もほとんど必要としない強靭な植物なので、手間をかけずに大きな収穫量が期待できるという。現在、ほとんど利用されていないオーストラリアの内陸部やアメリカのアリゾナ、ニューメキシコあたりで栽培すれば、既存の農業には全く影響を与えずに生産できる。そのほかアフリカ原産の「エレファントグラス」、交配種のポプラやヤナギなど、バイオ燃料の原料として有望な非食用の植物はいくつも見つかっている。