インドネシアは2004年に就任し、09年に再選されたスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領の経済政策が奏功。加えて、スリ・ムルヤニ財務大臣(当時)が過去の脱税を不問に付すことで隠し資産を申告させる“刀狩り”によって税収を1・5倍に増やしたことが大きい。つまり、地下経済のアングラマネーを表に引っ張り出し、新たな財源を生み出したのだ。

そのカネでやったことがまた奇抜だった。官僚の給料を3倍に引き上げたのである。国民は怒りそうなものだが、これによって官僚の腐敗が少なくなった。汚職に手を染める必要がなくなったからである。ユドヨノ再選はそうした改革が国民に支持されたことを示しており、その結果、大統領任期が続く2014年までは現在の勢いが続くだろうということで、海外から投資が殺到しているのだ。