そもそも、日本には「リーダーシップ教育」が存在しない。戦後日本の教育は、“二度と軍国主義の過ちを繰り返してはならない”“あの過ちは全体主義の下で軍部の独走を許したからだ”ということで、独裁的な指導者を否定するところから始まった。その過程においてリーダーシップはむしろ悪いものとされ、「出る杭は打つ」風潮が作られた。そして協調性やチームワークだけが重視されたのである。安倍内閣の教育再生会議でも、福田内閣の教育再生懇談会でも、リーダーシップという言葉は全く出てこなかった。いわゆる「朝日新聞的戦後民主主義」という浅はかな悪平等主義が日本に蔓延しているのである。