要は、単一の解を求めるからおかしくなるのであって、みんなで複数解を競い合えば、日本は強くなると思うのだ。

好例は日本のオートバイ・メーカーだ。戦後、鍋や釜を作っていた会社が次々とオートバイ製造に着手し、一時は270もの会社が乱立して、しのぎを削っていた。その中で生き残ったのは、周知の通りヤマハ、ホンダ、スズキ、カワサキのわずか4社である。この270社から4社に淘汰される過程で、日本のオートバイ・メーカーは高い国際競争力を身につけ、ヤマハとホンダは世界中に進出して楽勝した。つまり、日本は国内で激しい競争にさらされると適者が生存し、生き残った者は世界に通用する実力を持つのである。