東京証券取引所の総売買高(第一・二部、マザーズ、立ち会い外取引含む)が2004年4月14日、1949年の東証開設以来最大の約31億2900万株を記録し、バブル期の1988年7月6日に付けた約28億6800万株を上回った、と報じられた。株売買の活発化は景気の上昇を意味しているのだろうか?

 結論から言えば、株の売買高と景気は何も関係ない。このところ株の売買高が増加している理由は景気が良くなっているからではなく、金融機関や保険会社、年金ファンド、事業会社などの機関投資家が株の持ち合い解消や帳簿上の時価評価で利益を確定させられる値段になったところで処理を進めているからである。