日本の問題は、全くアンビション(野心)のない社会になっていることだ。キリン食生活文化研究所の調査によると、08年の新社会人にどこまで出世したいかを聞いたところ、「社長」と答えたのはわずか7・7%にすぎなかった。「専門職としてエキスパートを目指す」(24%)が最も多く、次が「管理職クラス」(22%)だった。また、日本能率協会が08年上半期に選任された上場企業の新任役員を対象に行なった調査でさえ、将来昇進してみたい地位に「社長」を挙げた人は8・9%にとどまり、「これ以上の昇進は望まない」と答えた人が4割で最も多かった。