中国マネーが流れ込んでいる香港は、金融危機に見舞われるまで、まさに日本のバブル経済期と同じ状態になっていた。たとえば、07年にオープンした九龍駅直結の「エレメンツ」という日本でも見たことのないような華美で巨大なショッピングモールに、ニューヨークの日本料理店『MEGU』の香港店がある。『MEGU』の客単価は100~120ドルで、ニューヨークの日本料理店では最高レベルと言われる。ところが香港店の料理長によると、同店にやってきた20人くらいの中国人グループは、メニューも見ずに、1人500ドルで料理を作れ、と注文したという。