中国の「第2ステージ」に、日本企業はどのように向き合えばよいのか? まず、ブランドやマーケティング、販売、サービスといったスキルセットを日本企業が中国で確立しようとすれば、最低でも20年はかかると覚悟すべきだ。

たとえば、パナソニックの創業者・松下幸之助氏がASEAN(東南アジア諸国連合)の国々や台湾などで自前のチェーンストア(販売店網)を構築していった時は、どの国でも全土をカバーするまでに20年ぐらいかかっている。日本企業のアメリカ進出の歴史を見ても、ほぼ同じ期間がかかっている。現地の商慣習やビジネスノウハウを熟知した人材を育成し、取引先と本当の信頼関係を作り上げるためには、どうしてもそのぐらいの期間が必要なのである。