日本の景気が回復するためには、新しい産業が起こったり、世界中からお金が集まってきたり、消費が拡大したりしなければならない。竹中金融・経財相は「不良債権の処理が最終段階に近づいている」と自画自賛していたが、私に言わせれば、不良債権の処理が最優先だ、などと言っている人が経済がわかっているとは到底思えない。事実この10年間に銀行救済に使った公的資金は約48兆円、また預金者に当然払うべき金利を自分の不良債権処理のために使った部分が約50兆円、合計100兆円ものカネを国民の了承もなく銀行のために使っている。それで、自分で業績回復したような顔をされると片腹痛い、と言わざるをえない。