日本には事実上、中古住宅(一戸建て)の市場流通市場がないに等しい。中古住宅は新築住宅の3分の1ぐらいしか流通量がないのである。欧米は正反対だ。たとえば、アメリカでは2003年に176万戸の住宅が新築されたが、中古住宅はその5倍の800万戸以上が流通している。つまり、住宅を購入するアメリカ人の8割は新築ではなく中古を買っているとも言えるわけで、ことほどさように住宅に対する感覚や考え方が日本とは違うのだ。しかも、ほとんどの中古住宅は新築よりも高い。住宅地が年とともに整備され、街並みそのものが価値を生むからである。