私の提案は前述したように、子供が義務教育を終えたら、少なくとも大学については基本的に自力で進学させる、というものだ。入学金ぐらいはともかく、親が授業料を払ってやるなんてもってのほかである。子供は自分で学費を稼ぐか、奨学金をもらうか、銀行ローンを自分で借りて卒業後10年間の分割払いで返す。そういうやり方に変えるべきである。そうすれば、教育費は全部足しても600万円ぐらいで済む。2400万円の4分の1である。

その代わり、親は子供と一緒に宿題をする時間や勉強の大切さを教える時間、社会人としての責任を語り合う時間を現在の5倍、10倍に増やすべきだ。そうすれば、600万円の教育費で育った子供のほうが2400万円の教育費で育った子供より、間違いなくまともになると思う。なにしろ、子供を放ったらかしにしておいて、会話もせずに金だけかけるというのが、今の日本の最悪のところなのだから。