今の日本は、高校生がファストフード店のアルバイトで月に平均4万2000円も稼げる国である。生活保護の水準も世界最高レベルで、どんなに就職難でも飢え死にすることはありえない。この国で心配すべきは、失業者が路頭に迷うことではなく、かつて世界に誇った労働者の質や競争力が低下している危機なのだ。

餓死しないどころか、ファイティングポーズをとる人間にとって、これほど恵まれた国はない。失業保険が出る。ハローワークが仕事を見つけてくれる。職業訓練学校に入れば木工職人、左官職人、植木職人、プログラマーなどの技能を無料で身につけることができる。なぜこれ以上、ファイティングポーズをとらない人間を税金で助け、過保護にする必要があるのか?