日本は貨物港湾が1000か所以上もある。東京湾の中だけでも横浜、川崎、東京、千葉の4港が競い合っている。しかし、世界は1国1港が趨勢だ。韓国は釜山、台湾は高雄、オランダはロッテルダム、ドイツはハンブルクに機能を集約しており、アメリカでさえも西海岸はロサンゼルス(ロングビーチ)とサンフランシスコ(バークレイ)、東海岸はニューヨーク/ニュージャージーに一本化している。日本が水深15Mの岸壁(大型コンテナ船が接岸できる規模)をあちこちに造っても、それだけで船が来るわけもない。気がついてみたら、かつては世界一の貨物取扱量を誇ったこともある横浜や神戸が、今では世界の上位20港にも入っていない。「重要港湾」の約半数が赤字なのである。