海運業も日本は無惨な状況だ。かつては「海運王国」と呼ばれた日本だが、今やその面影は全くない。中国勢と韓国勢に圧倒され、日本の海運会社は世界の上位10社に入っていない。港湾に至っては世界1位が香港、2位シンガポール、3位釜山、4位高雄の順で、そのあと中国の港がいくつか入ってロッテルダムと続く。日本の港は、横浜も神戸も東京も上位20港に出てこない。

なぜ、日本の海運業がこれほど落ちぶれたのか? 世界の港湾がハブ化していく中で、その逆の方向に行ってしまったからである。世界の海運業は、貨物船がコンテナ化し、さらにコンテナを4000個一気に運ぶメガキャリア化して世界の主要地間を頻繁に行き交うようになった。その結果、メガキャリアが寄港する港に周辺の港からコンテナが集約化されるようになった。