以前、私はオーストラリアから格安の住宅を輸入しようとしたことがある。その当時、輸送コストを調べてみたら、住宅1戸分のキットをコンテナでオーストラリアから日本に運んでくる料金は1000豪ドルだった。当時の為替レートは1豪ドル=62円だったから、6万2000円で1週間あれば日本に持ってくることができた。

ところが、日本に陸揚げするコストだけでそれを超えることがわかった。さらに、その住宅キットを工事現場に持っていく時の手続きや陸送のコストが合計20万円ぐらいかかる。せっかくオーストラリアから安い住宅を輸送費6万2000円で持ってきても、日本に着いてからの陸揚げ・陸送コストが高いため、何の意味もなくなってしまうのだ。