これほど外国人と自然体で付き合うことができない国は日本くらいだが、大事な点は、世界で繁栄している国や地域は、すべてその逆だということだ。たとえばシンガポールは、もともと多民族国家で、中国系、マレー系、インド系のほか、植民地だった名残でイギリス系もかなり住んでいる。華僑が中国および東南アジアと、印僑がインドとのパイプ役になっているため、東南アジアの実質的な首都機能を持っている。とくに金融関係や弁護士などのプロフェッショナル・サービスのアセアン諸国への供給源となっており、多国籍企業のアジア本社も500社ある。