2008年秋に起きたリーマン・ショック後の世界金融危機ではっきりしたことがある。それは、低迷する先進国経済を尻目に、内需が堅調な新興国は引き続き力強く成長しているということだ。中国やインド、ブラジル、中東、ASEAN(東南アジア諸国連合)は、09年のGDP成長率がプラスを維持したのである。

2009年末の世界主要企業の株式時価総額上位500社を見ても、日本を除くアジアにブラジルとロシアを加えた新興国勢が、08年末より31社多い107社を占めた。今や新興国は、世界経済の成長を牽引する役割を担うようになっているのだ。