総選挙で混迷政治に答えを出せるか?

第三極が次期総選挙で風と波を巻き起こす可能性があるが、橋下が率いる大阪維新の会が核となるのは疑いない。みんなの党、小沢新党などから熱いエールを浴びる維新の会は、すでに国政進出の方針を明らかにして準備を進めている。政調会長を務める浅田均(現大阪府議会議長)が述べる。

「僕らの認識では、大阪は日本の先行指標で、いまの大阪を見れば、将来の日本がわかるという感じを持っている。大阪が変われば、日本が変わるというメッセージを内外に発信していく必要がある」

大阪での挑戦を日本全体に、というのが国政進出の目的のようだ。

「既存の政党が絶対にできないことに手をつけていく。総選挙では、この政策でこの人を担いで、この期間にこれだけのことをやり遂げるという選挙を1回やってみたい。民主党も自民党も賛成派と反対派がいるから、決定ができない。われわれは同じ価値観や基本方針、方向性を持った人たちを、この指止まれ式で集める。既存の政党の人でも、アプローチがある。一緒になってこの国の形を変えるところまでいけたらという思いです」

次期衆院選で鞍替え出馬を表明した林芳正・自民党政調会長代理。

既存政党の自民党でも、次代のリーダーを目指す林芳正政調会長代理(元経済財政担当相)は、政治理念や達成目標の明確化による政党再生を訴える。民主党政権の失敗について「政権交代実現のための選挙互助会的な集まりだったことに起因している」と指摘し、自民党も政党モデルの見直しが不可欠と説く。

「かつては自民党という緩やかな保守が政権をずっと担ってきた。だが、パイが増えない成熟した社会になると、新しいモデルに変えていかなければ。自民党は今度、党の綱領を書き直す。まず自立、自助。それに公助とか共助。野党の間につくったものを今後、実行していく。この過程が望ましいと思う」