西欧二〇〇〇年の歴史で民主主義が国を治めるドクトリンとして採用されているのは、そのわずか一割の期間でしかない。しかもその期間中に当のフランスでは、ナポレオンによる帝政やルイ十八世による王政復古などがあり、その道のりは決して平坦ではなかった。

日本も明治以来近代化を進めたが、その一二〇年の歴史の中で主権在民であったのはわずか三分の一の期間である。