ここで覚悟しておかなければならないのは、どんな代案を考えたところで、どのみち「不公平」で「けしからん」解決策にしかならないことである。なぜなら、今の年金制度は、働いている世代がリタイアした世代を支える世代間扶助になっているからだ。1950年代までの人口分布では、働いている人(20~64歳)と年金受給の対象者(65歳以上)の比がだいたい10対1だった。それが1990年に5対1、2000年に3.6対1になった。このあと2020年に2対1、2050年には1.4対1になってしまう。