乱立する「食」資格

突然ですが、皆さんは何か「資格」を持っていますか?

なぜいきなり資格の話を始めたかと言うと、今年の9月に第1回の「日本ビール検定」(通称:びあけん)が実施されるからです。同検定では3級から1級までを用意していて、ビールの歴史や製法、原料や飲み方など様々な角度からビールの知識について問うものだそうです(なお、初年度は3級と2級のみの実施)。

ビールに関する「資格」としては、日本地ビール協会が認定する「ビアテイスター」「ビアジャッジ」「ビア・コーディネイター」というものが先行して存在します。官能テストなども盛り込んだ、このビアテイスターの試験と比べて、日本ビール検定の場合は資格というよりは「楽しいテスト」のような位置付けでしょうから、よりカジュアル感のあるものになるはずです。

ちなみに、日本ビール検定の主催団体は「一般社団法人日本ビール文化研究会」ですが、この組織はつい先日、サッポロビールが設立したものです。関係者の話によれば、ビジネスとしての打算や、競合他社を排除する意図などはまったくなく、純粋にビールを楽しむ人が増えるきっかけになればとの思いで立ち上げたプロジェクトだそうです。

さて、今回は広い意味での「資格」について考えてみたいと思います。「食と資格」は比較的相性が良い組み合わせです。食は多くの人にとって身近なものなので自分事として取り組みやすいでしょうし(普通はいきなり「危険物取扱者」に興味を持ったりしませんよね)、何らかの資格を持っておくことで、「あわよくば、仕事に繋がるかも」という淡い期待も抱きやすいはずです。その結果、食の世界では様々な資格が乱立している状態です。