サッチャーのやり方の要諦は、簡単にいえば、But(しかし)、However(けれども)、On the other hand(一方で)……といった半端な条件、エクスキューズを認めなかったという点にある。「魅力のない企業は潰れるしかない」というと、必ず「そういわずに、うちだけは救ってください」「わが社は特別。例外を認めてほしい」「お前は失業者が溢れてもいいというのか」という声が出てくる。そんな声にもサッチャーは聞く耳を持たず、「潰れる以外に買い手がないんだったら、あなたの企業には魅力がないのだ」「潰れるような事業をまだ続けているんだから仕方がないでしょう」と切り捨てたのだ。