これまで日本に追いつけ追い越せでやってきた韓国は、ここに来てまるで違う国になった。1997年のIMF(国際通貨基金)危機で屈辱を味わい、二度と同じ轍(てつ)を踏まないために、翌98年に誕生した金大中政権が人材のグローバル化とIT化を進めると同時に、エリートと俗人を峻別し始めたからである。つまり、大学や企業が世界に通用する人材の育成を一大目標にして、韓国の将来を引っ張るリーダーとそれ以外の人たちを切り離した結果、向上心とスキルのない中高年者が淘汰され、若い人たちがシェイプアップして企業が見違えるほど強くなったのである。