かつては「景気循環説」というものがあった。今は景気が悪くても、いつか必ず反転し、景気がよくなるとする考え方だ。(中略)私自身、経営コンサルタントとして、少なくとも1980年代まではそうした景気循環説を踏まえて需要と価格の関係を分析したプライシング戦略や在庫戦略を経営者たちに指導し、成功に導いてきた。しかし、90年以降はその手の景気循環説や右肩上がりの経済を前提とした設備投資などはできなくなっている。