欧州諸国は、スイスなどに流出した資金を引き戻す取り組みを進めてきた。イタリアは、海外の隠し資産を申告した場合は脱税などの罪に問わず、2.5%の課税で済ませる特例を2001年に導入。ドイツは自動車のトランクなどに隠された紙幣の匂いを嗅ぎ分ける「お札犬」をスイスとの国境に配備し、04年1月から05年3月まで脱税恩赦(過去10年間にドイツ人が海外に持ち出した未申告の資産を申告してドイツに戻した場合、25%の追徴税だけで済ませ、脱税などの罪は免責)を実施している。