中国政府は、外貨を中国元に戻したら国内でハイパーインフレが起きてしまうから、ドルのままで運用する方法を模索していた。そして07年に外貨準備高の20%程度を海外投資に向けると発表した。その時点では150兆円×0.2=30兆円(実際に運用原資とされたのは当初2000億ドルだった)。これが世界を驚かせ、怯えさせた中国国家ファンド「中国投資有限責任公司(CIC)」の成り立ちである。その規模は、100兆円と推定されているオイルマネー全体よりは小さいが、サウジアラビア一国が運用する資金に匹敵する。