学生時代は論文魔だったから学術出版の経験はあったし、マッキンゼーに入社する前後には、『悪魔のサイクル』という本を出版していた。日立時代に取っていたメモを元に、日本の企業社会に蔓延する日本人の寄りかかり的な物の見方、考え方にダメ出しした本で、実はこれが本当の処女作である。(中略)初版3000部。週刊新潮の書評で「素晴らしい」と異例のお墨付きをもらったが、まったく売れず。後に、プレジデント社に版権を移して装丁もドレスアップして再販したら、3万部くらいは売れたらしい。