もし、自動車の保有者全員が車検時の買い替えを1回延ばしたとすれば、おのずと新車販売台数は対前年比40%減になってしまう。全員一斉に買い控えたら、その年は新車が1台も売れないということも理論的にはありえる。つまり、耐久消費財は消費者の心理が凍てついたら、その年の需要がゼロになっても不思議ではないのである。しかし、車は動いているから誰も不便はしていない。それはテレビや白物家電、家具など他の耐久消費財も同様だ。そういう行動を大多数の消費者が取り始めると、耐久消費財は簡単に対前年比20~30%減少してしまうのである。