多岐にわたるシナジー

複数の事業活動間の相乗効果は、一般に「(ビジネス)シナジー」と称されます。企業内では、M&A(企業の合併や買収)や提携を検討する際はもちろんのこと、新規事業を検討する際、事業内で新規商品・サービスの導入を検討する際などに、「シナジー」の大小について議論がなされます。

“スポンサー企業は、この事業の価値にどれほどのシナジーを見込んで買収額を提示してくるだろうか?”
“この新規事業は、既存の主力事業とどれほどシナジーがあるのだろうか?”
“この新商品は、既存の生産設備や販売チャネルとのシナジーも大きいので是非とも導入したい”

読者のみなさんも少なからず耳にする議論であると思います。

もちろん、ひとくちに「シナジー」と言っても、それを生み出しうる領域は多岐にわたります。

■生産シナジー:生産設備や生産方法、原材料(副産物)の共有化
■販売・流通シナジー:同一流通経路、販売員の利用、販売促進、広告ノウハウの共有
■技術シナジー:技術シーズの転用、同一生産技術の活用
■管理シナジー:各種管理方法・システムのノウハウの活用
■人材シナジー:同一スキル、ノウハウを持ったスタッフの共有、活用
■ハード・ソフトシナジー: ハード・ソフトの一括提供による付加価値アップ