権力構造の対立が明らかであればマルクス的革命が起こるかも知れない。しかし現代の西欧や日本では主権在民である。つまり階級の対立というよりも、自分たちの選んだ議員、自分たちのつくった政府、制度が官僚化し、風化して自らの首を絞めているのである。すなわち階級的対立というよりも、加害者と被害者が一致していたり、ずれていたりする微妙な状況から社会的沈滞が起こっているのだ。