弱い金融機関は世界のことはわからないし、また制度が少し変わっただけで危機に見舞われる。これらの中には創意工夫で地域や顧客に密着し、十分に生き残れる体質に変わってきたところもあるが、大半はむしろ大蔵や日銀のOBを迎え入れることによってイザというときには面倒をみてもらう、という安易な解決策を選んでいる。事実、地・相銀には現在200名を超える日銀、大蔵省の官僚が天下りしているが、力の強い都銀、長信銀、信託銀にはわずか20名しか行っていない。