今や世界のどこででも手に入る電卓については、カシオとシャープの独創性、企業家精神がその成功の鍵であった。通産省はそれを妨害こそすれ、助けたということはない。たとえば昭和四七年に、カシオは、ヨーロッパ向けの製品の輸出割当てをくれないのは不当な差別であるとして、通産省を公正取引委員会に訴えている。