そう言えば有斐閣の『六法全書』でも、明治二二年に公布された大日本帝国憲法は一・五ページ、日本国憲法はわずか八ページ。これを執行するための諸規則の記述に、三九九〇ページが費やされている。『六法全書』はなぜ厚いのか。人々の行動を事細かに規定しようとするからである。