焼肉業界に訪れる「スタイリッシュ化」の波

最近、焼肉業界の中ではじわじわと変化が起きてきています。かつては盛り付けは豪快で、肉を焼くのは基本的にはすべて客任せという店がほとんどでした。しかし、青山の「よろにく」などを筆頭に、コース仕立てで少ないポーションの肉を楽しむというスタイルの店が増えてきました。希望すればスタッフが丁寧に焼いてくれるのもうれしい限りです。あるいは、中目黒の「Beef Kitchen」のように、スタイリッシュな内装でオシャレに焼肉を楽しむことができる店も増えました。

とは言え、個人的にもったいないと思うのは、ほとんどの焼肉店は「韓国料理」をベースにしていることです。肉を焼く前のつまみはキムチやナムルで、〆はクッパの類、そして飲むものはビールと焼酎、マッコリというラインナップです。もちろん、現在の焼肉のルーツは韓国料理にあるのですから、当然といえば当然です。そして、焼肉と韓国料理はそのエネルギーの強さという点では極めて相性が良いのも事実です。