Point.3 興味のある分野の本を
大量に読み込む

「手始めに何を読んだらいいか」とよく聞かれますが、何でも好きなものから読んでかまいません。私もよく読みましたが、ミステリー小説などはお勧めですよ。読みやすくて、物語の中に森羅万象、さまざな事象が出てくるので語彙力もつくし、西洋社会のありようもそこから見えてきます。

こまめに辞書を引きながら読む必要はありません。辞書を使わずに、気になる単語、よく出てくる単語でわからないもの、またその語がわからないと物語の先に進めないというものがあったら辞書を引きましょう。

そのように、物語の中に出てきて重要だと思える単語や用法は、不思議と記憶に残るものです。少し読むのに慣れてきたら、ちょっと無理かなと思えるような長編にもチャレンジしてみましょう。いろいろなものを読む、量をこなすというのは、英語に慣れるのにとても大切なことです。

Point.4 「書く」力をつけるには
添削サービスなどを利用する

話すことはできるけれど、書くことが苦手という人は多いですね。しかし、書いたものを見れば、その人の語学力がわかります。書くことも大切なスキルですが、これは1人では学習できません。誰かしらのサポートが必要です。

会社の同僚や上司で英語が得意という人がいたら、書いたものを添削してもらうというのも手です。また、英文の添削サービスを活用するのもよいと思います。

Point.5 教材は自分の実力より
少し高めのものを選ぶ

例えば、TOEICの教材ですが、書店へ行くとさまざまなものが売られています。1番売れているのは「やさしそう」「すぐにできそう」と思えるものだそうです。しかし、自分にやさしそうなテキストは、いくらやってもそのレベル止まり。レベルアップは望めません。英語の教材は、ちょっと難しいかなと思えるもの、自分の実力より少し上のものを選ぶことをお勧めします。

語学もスポーツと同じで、地道なトレーニングを続けていくと、あるとき飛躍的に成果が上がる場面があります。少し高い負荷をかけて取り組みましょう。