ヘンリー・フォードは「客がどんな色の車を欲しがっても、とにかく黒でなければならん」と頑張ったそうであるが、トヨタの大野耐一副社長はそれと異なり、「顧客は本来、一人一人が異なった車種を求めるものであり、メーカーとしてその要求を満たせない理由はないはずだ」と考えた。そこで思いついたのが、いわゆる“カンバン・システム”だった。