会社の洗練度は、経営管理のシステムの性質を強く反映する傾向がある。ことに中間管理層の精神構造は、経理や業績評価に関連するシステムの性質を鋭く反映する傾向がある。最高経営陣は、こうしたシステムを無視できるかもしれないが、中間管理層は、システムの枠のなかで生きていかなければならない。

そんなわけで、経営管理システムの設計とその確立が、単一の共通価値システムを通じて企業という組織の歩調と色調を定めるために役立つ微妙な、しかし強力な道具になるのだ。経営プロセスと管理システムには、いつしか会社の文化を形作ってしまう不思議な力が存在しているのである。