企業の機能別戦略は、オペレーショナルな改善と、はっきり区別しなければならない。後者は、“より巧みに仕事をする”ことに狙いがあり、コストを減少させることは、何によらずいいことだ、(すなわち、戦略的な意味合いに関わりなく、どんなコスト・センターにとってもよいことだ)という暗黙の仮定に基づいている。

前者は顧客と競合相手についての完全な理解、つまり顧客については、そのニーズと目標、それからその地理的、人口統計的分布を理解すること、競合相手については、その行動、および相対的な強みと弱点をよく理解することを必要とする。

機能別戦略はまた、技術、購売、マーケティングなどの組織上の諸部門の改善を目差したオペレーショナルな計画の類と混同してはならない。機能別戦略の目的は、特定部門のオペレーション上の問題を解決することではなく、特定の産業で成功を収めるに必要な特定の機能的能力を向上させることなのである。