ワークでもライフでもない、第三の時間をひねり出せ

“日々の仕事に刺激がない。” そんな不平不満を耳にすることがあります。天から与えられた貴重な「休暇」に対し、そんな戯言をぼやいている自分を恥じましょう。「熱中時間」を創り出す可能性を秘めた機会を目の前にして、不遇を嘆いている場合ではありません。”Life is what happens to you while you’re busy making other plans.” John LennonのBeautiful Boyという曲の一節です。目の前で起きていることの素晴らしさを全力で楽しみ、「今」を懸命に生きてこそ、成功の「タネ」を掴むことができるのではないでしょうか?

“仕事に忙殺されて、「熱中時間」どころではない。” そんな声も聞こえてきそうです。果たしてそうでしょうか? 我々は、アイザック・ニュートンやアルベルト・アインシュタインほどの世紀の大発見をしようというわけではないのですから、1年や2年もの長期「休暇」は必要ないのです。小間切れ「休暇」の積み重ねでよいのです。小間切れ「休暇」であれば、天から与えられるタイミングを待っていなくても、工夫と心掛け次第で創り出すことができるはずです。

毎日毎晩、「ワーク(仕事)」でアウトプットするばかりでは疲弊します。「ライフ(私生活)」時間の確保は大切です。しかし、「ワーク(仕事)」以外の時間が全て「ライフ(私生活)」ではインプットが不足し、知恵の泉が枯渇してしまいます。プロフェッショナルとしての成長は、「ワーク」でも「ライフ」でもない「熱中時間」を自ら強制的に創り出せるかどうかにかかっているのです。私は、20代の駆け出しの戦略コンサルタントの頃、毎日、10分単位の小間切れ「休暇」をかき集めては、ひたすらあらゆる業界・領域の本を読み漁りました。また、「ワーク(仕事)」を通じて学んだことを自分なりに体系化・整理し続けました。残念ながら世紀の大発見には至っていませんが、当時の「熱中時間」が現在の私の「コア」を形成していることは間違いありません。自らの「コア」を確立するための「熱中時間」を大切にしてください。

ワインは寝かせるとおいしくなります。しかし、ただ単に寝ている(「ライフ」で埋め尽くしている)わけではありません。熟成して(「熱中時間」を創り出して)います。「ワーク」と「ライフ」の二元論を超えましょう。「ワーク」でも「ライフ」でもない時間にこそ神が宿っているのです。

※すべてメルマガ配信当時