「変えられないもの」への対処方法

変えられないものは無視すればいいのだが、気にするなと言ってもそう簡単には割り切れないもの。

そこで、ちょっとした工夫で気持ちを切り替える方法を身につけよう。

(1)相手と自分の立場を入れ替えてみる

いつもガミガミと怒鳴りちらす上司はいただけないが、他人の問題だけに、こちらの力で変えようがない。そんなときは、頭の中で、この上司と立場を入れ替えてシミュレーションしてみよう。

問題の上司から見ると、部下の自分はどう映っているだろうか。もしかしたら、生意気に見えているかもしれないし、遅刻が多いことに苛立っているのかもしれない。「そういえば、上司の奥さん、怖い人だったな」とか、「ライバルが先に出世しそうで焦ってんのかな」など、いろいろと理由が思い浮かんでくる。

あくまで想像でいい。相手の立場になると、それまで気づかない視点で物事を見られるようになる。これが大切なのだ。

(2)変えたいと思うことの比重を小さくする

人間は悩みがあると、人生のすべてがその問題で埋め尽くされているかのように深刻に考えがちだ。自分の人生を悲観したときは、次のようなワークをやってみよう(図A参照)。

紙を広げて中央に自分を書く(ニコちゃんマークでOK)。その周りに、得意なこと、好きなこと、楽しいことなどを書き込み、それぞれ円で囲む。自分の中で比重が大きいものほど円を大きく描こう。そして悩み、つまり変えたいと思うことも円にして書き込む。それを眺めてみると、自分の周りにはいろいろな円があり、悩みはその中のひとつにすぎず、もっと大きな円がいっぱいあることに気づくだろう。こうすることで、悩み自体の比重を小さくしてしまうのだ。

自分には、幸せな出来事もあるし、趣味もあるし、素敵な仲間もいるということを思い出し、本当の自分を取り戻そう。