~スマートフォン編~

ケータイジャーナリスト/石川 温●いしかわ・つつむ

スマートフォン関連の最新ニュースを追っかけて世界各国を渡航。ここ数年は1カ月に1カ国以上ペースで海外出張をこなす。

海外でも活躍するスマートフォン。
便利で効率的な使用法

海外出張で欠かせないのがスマートフォン。いまや旅行ガイドブックや地図などは持ち歩かず、初めての街でもスマートフォン1台あれば、仕事先やレストラン、観光地などをすぐに検索してたどり着くことができる。

英語が使えない国であれば、「翻訳アプリ」や「辞書アプリ」が便利。最近では、音声を認識してくれるので、日本語でアプリに話しかけると、現地の言葉にしてくれるアプリも登場してきている。反応も早く、使い勝手はかなりいい。

これらのアプリやウェブサービスを使うのに欠かせないのがネット接続だ。最近では、どの携帯電話会社も海外でもパケット通信の定額制で使えるサービスを提供している。1日で2980円を上限としているので安心。ただし、注意しなくてはいけないのが接続先だ。国内の携帯電話会社が提携している現地の携帯電話会社につなぐ必要があるのだ。現地に到着し、何もしないと、自動的に繋がりやすい携帯電話会社へ勝手に接続してしまい、定額対象外になるケースがある。

実際、友人でも「韓国に行ったとき、1日14万円請求された」とか「長期出張で64万円の請求になった」というトラブルの話はよく聞く。必ず渡航前に、自分が使っている携帯電話会社が渡航先のどの携帯電話会社と提携しているかを調べておく必要がある。飛行機を降りたら、すぐに自動ではなく手動で接続する携帯電話会社を固定しておけば、定額がきっちりと適用される(NTTドコモは7月から、どの携帯電話会社に接続しても定額が適用されるので、手動接続は不要になった)。