ルックスは決してよくはないのに、なぜかモテる人がいる。一方で、ルックスがよいのに、なぜかモテない人もいる。なぜなのか? 遺伝学によれば、モテる人生は自分で作り出すことができるという。「プレジデント」(2023年2月3日号)の特集「運を上げる習慣」より、記事の一部をお届けします──。
カフェを楽しむ2組の男女
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なぜかモテる人は特異な遺伝子を宿す

美女と野獣。世の中には周りからすると「どうしてこの組み合わせ……」と思うようなカップルが存在します。しかし、そもそも人はアソータティブメイティング(Assortative mating)といって似た者同士が惹かれ合う傾向が強く、考え方や能力が自分と似ている人に魅力を感じます。

アメリカの学生を対象にした研究では、関係が長く続いているカップルほど、入学時の学力のレベルが同等であることが明らかになりました。身体的特徴についても同じことが言え、特に中指の長さが相対的に似ている者同士が惹かれ合い、カップルとなりやすいことがわかっています。

人には良い面があれば、悪い面も同じくらいあります。お互いの長所と短所が両極端で異なる場合、それぞれの最悪な面ばかりを子どもが受け継いでしまうリスクは大いにあります。しかし、両親が似た者同士であれば、子どもに悪い面が遺伝されるのはともかくとして、良い面を受け継ぐ可能性を高めることができます。似た者同士が惹かれ合うことは、人類の長い歴史のなかで遺伝子に組み込まれた、生存戦略なのです。

「プレジデント」(2023年2月3日号)の特集「運を上げる習慣」では、1000人に調査した「あなたはどっち? 『運がいい人vs運がない人』365日ルーティン比較」から「最新ビッグデータで判明! 体調不良を感じやすい病気ランキング」まで、科学的に正しい運を上げる習慣について解説しています。ぜひお手にとってご覧ください。